履正社 3位決定戦を5回コールドで圧勝し、近畿大会出場 岡田監督は来年3月退任
「秋季高校野球大阪大会・3位決定戦、履正社13-3星翔」(9日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
履正社が2本塁打を含む、12安打13得点の猛攻で星翔との3位決定戦を5回コールドで制し、2年ぶりに近畿大会への出場を決めた。
強力打線が爆発した。初回1死から2番・森沢が左翼に大きな当たりを放ち、左翼手が後逸して手間取っている間に一気にホームイン。さらに、クリーンアップの3連打で2点を追加した。続く二回も、先頭の8番・小西が右翼席へソロアーチを放つなどして攻撃の手を緩めず。四回には、5番・橘高と1番・光弘の適時三塁打などで、一挙6得点を奪って突き放した。
それでも、岡田龍生監督は「たまたま相手のミスで点をもらったところもある。もうちょっとしっかり、点を取るところは取っていかないと勝てない」と厳しめのジャッジで、選手らにさらなる成長を促した。
投げては、背番号10の1年生右腕・今仲巧投手が、味方の2失策に見舞われながらも5回を5安打3失点(自責点1)と力投した。
岡田監督は来年3月に退任することが決まっているが、近畿大会への出場を決め、来春のセンバツ出場へ望みをつないだ。近畿大会では、母校であり来年4月から新監督に招へいされている東洋大姫路との対戦の可能性も。「それは何とも言えないですけど、楽しみですね」と不敵な笑みを浮かべた。