まさかの指名に本人も気づかず ソフトバンク“隠し球”5位・大竹「部屋でくつろいでいた」
「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)
大学公式戦登板わずか2試合の大竹風雅投手(22)=東北福祉大=がソフトバンクのドラフト5位で指名された。
指名瞬間は「部屋でくつろいでいた」という右腕。後輩に呼ばれて指名に気づき、汗だくで会見場にあらわれた。「うそのようでした。素直にうれしい気持ちです」と驚きながらも笑顔を見せた。
昨秋に右肘の手術を受けた。大学のリーグ戦は1年秋と2年春の2試合のみの登板で計2イニングしか投げていない。それでもソフトバンクから5位で指名され「手応えはあまりなかったが、練習の成果だと思います。千賀さんのように球界を代表する投手になりたいです」と育成指名から球団のエースまで登り詰めた右腕を引き合いに出して意気込んだ。
同級生の椋木はオリックスに1位指名された。同リーグとなり、投げ合いも期待される中「椋木と、ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)できた。投げ合いたいです」と語った。
◇大竹 風雅(おおたけ・ふうが)1999年8月22日生まれ、22歳。福島県出身。185センチ、90キロ、右投げ左打ち。投手。福島県白河市立五箇小では五箇イーグルスソフトボール少年団に所属。五箇中を経て、光南高に進学し、東北福祉大ではリーグ戦通算2試合で0勝0敗。投球回2。最速は148キロ。力強い直球とフォークが武器。