西武2位・佐藤 1位指名ならず悔しさも「ここからが勝負」

 「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)

 西武から2位指名された佐藤隼輔投手(21)=筑波大=は、「選ばれたことをうれしく思うし、ホッとしている」と安ど感を口にするとともに「4年前からドラフト1位を目標にやってきたので、悔しい思いもある」と率直な心境を語った。

 国立の筑波大では「専門的な知識、体の構造などを学ぶことができた」と言い、卒業論文のテーマは自身の投球フォームの動作分析にする予定。「自分のフォームの弱点や長所を理解した上で、今後に役立てられるような論文を書きたい」と、学びをプロでもつなげていく意向だ。

 「ここからが勝負だと思うので、順位など関係なく、しっかり頑張りたい」とし「新人王」を目標に掲げた。

 ◆佐藤 隼輔(さとう・しゅんすけ)2000年1月3日生まれの21歳。山形県出身。左投げ左打ち。182センチ、83キロ。仙台移住後の愛子小4年時に愛子スポーツ少年団で野球を始めた。広瀬中から仙台高に進み、筑波大では1年秋からリーグ戦に登板。2年時には侍ジャパン大学代表に選出された。最速150キロ。遠投100メートル。50メートル走6秒3。

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