ロッテ・佐々木朗 個人でもチームでも「負けられない」最速158キロでM点灯貢献

力投する佐々木朗(撮影・神子素慎一)
オリックスに勝利し、タッチを交わすロッテナイン=京セラドーム(撮影・高部洋祐)
M「9」が点灯。色紙を手にガッツポーズする佐々木朗(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス1-6ロッテ」(14日、京セラドーム大阪)

 2位・ロッテが、首位のオリックスに勝利し、順位は2位のままながら、優勝へのマジック「9」が点灯した。先発・佐々木朗希が6回5安打無失点と好投し、3勝目を挙げた。

 初めての中6日での登板となった佐々木は初回こそ、岡のダイビングキャッチに救われるなどしたが、この回に公式戦最速タイの158キロを2度マーク。その後も、徐々に安定感を取り戻した。勝てばマジック点灯の重要な試合で、8三振を奪い、試合の流れをしっかりとつくった。

 ヒーローインタビューでは「負けれない試合だったので、早い回で野手の皆さんが点を取ってくれて、思い切って投げることができました」と初回に3点など、序盤にリードを奪ってくれた打線に感謝した。

 相手先発が同学年の宮城ということでも注目されたことには、「個人としてもチームとしても負けられない試合だったので、勝つことができてよかったです」。この日はコントロールがあまりよくなかったというが、「何とか球威で抑えることができてよかったです」と振り返り、「大事な試合に(先発を)任せられているので、その期待に応えられるように、頑張っています」と心境を語った。

 これで優勝マジックは9。佐々木朗が残り試合で登板機会があるかは不明だが、「明日以降も、たくさん点をとってくれると思うので、明日も勝ってくれると思います」とチームの勝利を願った。

 2位球団のマジック点灯は14年・オリックス以来で、1シーズン制でのロッテのマジック点灯は1970年以来、51年ぶり。

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