立浪中日 顔ぶれ一部判明 2軍監督に片岡篤史氏濃厚 投手コーチに落合氏、大塚氏
中日の来季2軍監督に野球評論家の片岡篤史氏(52)の就任が濃厚となっていることが16日、分かった。また1軍投手コーチは、OBで韓国・サムスンの落合英二2軍監督(52)、大塚晶文国際渉外担当(49)の就任が決定的となった。球団は来季の監督として立浪和義氏(52)に就任要請しており、コーチ陣の選任を進めている。
片岡氏は、立浪氏とPL学園時代からの盟友。現役時代は日本ハム、阪神で活躍し、通算1425安打をマークした左の巧打者だ。引退後は阪神で指導者として経験も積んだ。
今季の中日は打率、本塁打、得点がリーグワースト。片岡氏には得点力不足の解消へ、根尾、石川昂ら若手の底上げが期待される。
1軍投手陣は463試合登板の落合氏と、日米通算541試合登板の大塚氏に託される。落合氏は99年のリーグ優勝に貢献するなど中日一筋で14年間プレー。10年からサムスンで投手コーチを務めて投手王国を築き、後に阪神などで活躍する呉昇桓も育てた。この日、サムスンに退団の意向を伝えており、就任への障壁はない。
大塚氏はブルペンを任されることになる。現役時代は近鉄、中日やメジャーでも活躍したリリーバー。15年から中日で2軍コーチなどを歴任するなど指導経験もある。落合氏とのコンビで、さらに強固な投手陣の形成が期待される。