戦力外の西武・榎田大樹 思い出は「晋太郎と投げ合えたこと」古巣阪神への思いにじむ
西武は20日、榎田大樹投手、小川龍也投手に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。左腕2投手はともに現役続行を希望した。
榎田は「トレードでライオンズに来て、3日目くらいには皆がすごくコミュニケーションを取ってくれて、本当に感謝しています。こういう環境が僕をもう一度活躍させてくれたといいますか、そのままの自分を出させてくれたのだと思っています」とコメント。西武での思い出についてはリーグ優勝を挙げ、「試合を挙げるのであれば、2018年に登板した阪神戦。晋太郎(藤浪投手)と投げ合えたこと、同郷の先輩の福留さんや鳥谷さんと対戦できたことは、自分の勝ちより印象に残っています」と振り返った。
今季は左母指の手術を受けたが、回復は順調という。
榎田は10年度ドラフト1位で阪神入り。ルーキーイヤーの11年は貴重な中継ぎ左腕として62試合に登板し、3勝3敗1セーブ33ホールド、防御率2・27。18年に西武移籍すると、いきなり11勝を挙げて復活を遂げた。
また、小川は中継ぎ左腕として貢献した19年のリーグ優勝を思い出に挙げ、「優勝争いをしていたソフトバンク相手に投げ、ファンの皆様から大きな拍手をいただけたのが本当に嬉しかったです」と感謝した。コンディションにも問題なく、来季は他球団での現役続行を目指す。