巨人 原監督が続投、CSも決定 山口オーナー「阿部君を1軍ベンチ大事な人事」
「巨人11-1ヤクルト」(23日、東京ドーム)
今季が3年契約の最終年だった巨人・原辰徳監督(63)が、来季も指揮を執ることが23日、決定した。ヤクルト戦(東京ド)で勝利し、3位でのCS進出が決まったこの日、山口寿一オーナー(64)が「原監督に続投を要請して内諾を得ました」と明かした。契約年数は「複数年と考えていますけど、詰めた話はしていないので決めていない」とした。
今季は優勝争いに加わったが、脱落してリーグ3連覇を逃した。終盤に大失速し、今月は泥沼の10連敗。山口オーナーは「いろいろ批判もあろうかと思いますけど、私の立場からは原監督に対する信頼関係は変わっていない」と語った。
来季の1軍は原監督、元木ヘッドコーチに加え、今季途中で2軍監督から配置転換となった阿部1軍作戦コーチが入閣する。「3人を中心にチームを立て直してほしいとお願いしてあります」と山口オーナー。阿部コーチの役割は今後、正式に決めるとみられるが、「阿部君を1軍ベンチに入れるというのは大事な人事」と明言。将来の1軍監督を見据えた入閣となりそうだ。
来季、通算16年目となる指揮を執ることになった原監督。CS切符をつかみ、「チャンスをいただけた。みんなの力で勝ち取った」。まずはワンチームで下克上の日本一を狙う。