大阪桐蔭センバツ当確 完封リレーで東洋大姫路下す 西谷監督「しっかり投げてくれた」

先発した大阪桐蔭・川原
四回1死一塁から右翼への先制2ランを放った大阪桐蔭・田井
先発した東洋大姫路・森
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 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、大阪桐蔭5-0東洋大姫路」(24日、皇子山球場)

 大阪桐蔭(大阪1位)が東洋大姫路(兵庫3位)を下して4強入りを決め、来春のセンバツ出場を当確させた。

 投打がかみ合った。先発を任された川原嗣貴投手(2年)が、6回を5安打無失点の好投を見せると、七回からは1回戦・塔南戦で完投した1年生右腕・前田悠伍投手にバトンタッチし、3回をわずか1安打投球。完璧な完封リレーで東洋大姫路打線を圧倒した。

 川原はこの1週間、並々ならぬ思いで練習をしてきた。「大阪大会から前田が投げることが多くて、2年生の力のなさを痛感した。悔しいし情けないという思い強かった」。1年生に負けていられない、チームを引っ張るのは自分だ、という気迫がチームの勢いを後押しした。西谷浩一監督も「初戦を1年生の前田に任せて、2戦目を誰に投げさせようか考えていたところで、川原の『自分に投げさせてくれ』という気持ちが伝わってきた。自分の美点を活かしてしっかり投げてくれたと思う」と評価した。

 打線も好右腕・森健人投手(2年)相手に計11安打5得点。四回には6番・田井が右翼への先制2ランを放つなどして攻め立てた。

 これで今年の春夏に続いての甲子園が濃厚となったが、「まだ大会は続いているので、今は次の試合に向けて準備していきたい」と気を引き締めた指揮官。まずは近畿の頂点に狙いを定める。

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