和歌山東が春夏通じて初のセンバツ当確!「完璧やったね」京都国際を撃破
「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、和歌山東3-2京都国際」(24日、皇子山球場)
和歌山東(和歌山2位)が今夏甲子園4強の京都国際(京都1位)との接戦を制し、初夏通じて初の甲子園となる来春のセンバツ出場を当確させた。
初回にいきなり2死満塁のチャンスを作ると、先発した6番・田村拓翔投手(2年)の中前適時打で2点を先制。五回には、四球から犠打などの小技をしっかり決めて1点を追加した。投げては、新チームになってから初の先発だったという田村が5回途中までを1失点と力投。後を継いだサイドスローのエース・麻田一誠投手(2年)は、九回に一発を被弾しながらも強気な投球で1点差を守り切った。
同校は2010年に軟式から硬式に移行。今秋は和歌山大会でも全国覇者・智弁和歌山を撃破するなど快進撃を続け、創部から約11年で初の甲子園出場を濃厚とさせた。米原寿秀監督は「選手たちが粘り強くやってくれて、完璧やったね。硬式になってから何度もチャンスが巡ってはもう一歩…というところで甲子園を逃してきたので苦労はしましたけど、本当によかった。もちろんこの子たちの力もあるけど、それだけじゃ絶対にここまでこれてない。サポートしてくれた人たちに感謝です」と喜びをあらわにした。