ロッテ力尽きる 16年ぶり優勝逃す V打献上の佐々木千隼は涙が止まらず

 楽天に敗れて優勝ならず、ライトスタンドへあいさつを終えて引き揚げる井口監督(撮影・西岡正)
 吉井コーチ(右)に背中を抱かれ、泣きながらベンチへ引き揚げる佐々木千(右から2人目)=撮影・西岡正
 優勝を逃し、肩を落とすロッテナイン(撮影・西岡正)
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 「楽天2-1ロッテ」(27日、楽天生命パーク宮城)

 ロッテが敗れ、16年ぶりとなる優勝の可能性が消滅。オリックスの25年ぶり優勝が決まった。

 ついに力尽きた。1-1の八回、今季奮闘してきた佐々木千が1死一、二塁から小深田に適時打を浴び、勝ち越しを許した。54試合目の登板で防御率1点台と安定感抜群の右腕が打たれ、これが決勝点となった。これまで何度もチームを救ってきた佐々木千だが、試合後は涙が止まらなかった。佐々木千は今季初黒星となった。

 負けた時点でオリックスが優勝という重圧のかかる一戦で、打線も沈黙。初回に難敵則本昂からレアードの適時二塁打で先制。だが、二回以降は楽天投手陣に抑え込まれた。

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