オリックス 打ち勝つ野球で頂点 打率・247、133本塁打ともにリーグトップ
オリックスが25年ぶり、13度目のリーグ優勝を果たした。27日、2位・ロッテが楽天に敗れ、確定した。25日に全日程を終えていたため、この日は中嶋聡監督(52)以下、ナイン、スタッフらが京セラドーム大阪に集結し、仙台の戦いを見届けた。
オリックスの今季チーム成績を昨季と比べると打撃面での変化が目立つ。昨季は打率・247でリーグ4位。本塁打数も90本で4位タイだった。今季は杉本の台頭もあり打率・247、133本塁打で共にリーグトップ。特筆はチーム犠打数がリーグ最少の80。一方、併殺打数はリーグワーストの104だった。これは犠打で走者を送るより自由に打たせる攻撃に重きを置いたことを意味する。守備は75失策でリーグワースト。ワースト失策数でのリーグ優勝は直近で18、19年に連覇した西武。いずれも打ち勝つ野球が特徴だった。
また、昨季まで7年連続で負け越していたソフトバンク戦の勝ち越しも大きい。エース・山本がチーム最多の7試合で先発し6勝1敗。最終的なカード対戦成績は13勝11敗1分けとし、昨年覇者から貯金を作った。