DeNA宮崎6年契約で残留 生涯ベイ?「はい」にじむ横浜愛
DeNA・宮崎敏郎内野手(32)が29日、横浜市内の球団事務所で会見し、今季取得した国内FA権を行使せず、6年契約で残留することを表明した。
「ベイスターズというチームが好きですし、熱狂的なファンの前でプレーできるのもすごいうれしい。ファンの皆さまと勝って喜びたいというのが一番の理由です」
横浜愛を貫いた。6年契約は02年オフの三浦大輔(現監督)に並ぶ球団史上最長タイ。そんな指揮官から「来年も一緒に戦おう」と熱い言葉をもらった。26日のヤクルト戦(横浜)後、グラウンドを一周し、ファンを見渡して決心。28日に球団に残留を伝えた。
チームは今季、2015年以来の最下位に沈んだが、宮崎は開幕から安定した打撃を見せ、2年連続の打率3割を達成。生涯ベイスターズ?の問いに「はい」と満面の笑みを見せた。「この仲間で優勝したい思いは強い」とし、24年ぶりの優勝に向けて“ハマのプーさん”がチームを引っ張っていく。(中田匡峻)
◆日本選手・主な長期契約 最長は7年で、初めて7年契約を結んだのは2006年・松中信彦(ソフトバンク)。以後、則本昂大(楽天)、柳田悠岐(ソフトバンク)、山田哲人(ヤクルト)が7年契約。DeNAでは横浜時代の03年から三浦大輔(現監督)が6年契約している。