オリックス・杉本が初タイトルの本塁打王「びっくり」 愛称・ラオウ登録名にはせず
パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了し、オリックス・杉本裕太郎外野手(30)の最多本塁打(32本)が30日、確定した。
会見に応じた杉本は、今季ようやくレギュラーに定着、あれよあれよのタイトル獲得という大躍進に「びっくりしてます。ふふふ…」とうれしさがあふれた。
昨年まで通算9本塁打からの覚醒に関しては「(バットを)振りすぎることで)確率の悪さが課題でした。ミートを心掛けて、軽打などもしていくうちにいろんなバッティングができるようになりました」と話し、本塁打数激増の秘訣(ひけつ)は「振らなくなったこと」と断言した。
今季は「(ダメなら)最後の年」と位置付けて臨んだ。完全に開き直って「楽しんで行こう」という野球を徹底できたことも、開花に結びついた。
ニックネーム「ラオウ」もかなり浸透してきたが、登録名にすることには「『北斗の拳』のファンの皆さんに失礼。『杉本』でいきます」と、もっともっと本名を売り込む意気込みだ。
来るポストシーズンへ、今季のキーワードとなっている「楽しむ野球」をやり切って、最高の1年を締めくくる。