巨人 先発5人衆で虎退治 CSファーストS突破へ出し惜しみなし
巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が30日、阪神とのCSファーストSで先発投手5人を投入していく考えを示した。日本シリーズ進出へ、総力を挙げて戦う。
初戦はエースの菅野に託す。2、3戦目に山口、メルセデス、高橋、戸郷をつぎ込む考えだ。宮本コーチは「われわれはチャレンジャーですから」。最大3試合の短期決戦。先発、リリーフの役割にとらわれず、好投手を惜しみなく起用していく方針だ。
ファーストSが3戦目までもつれた場合、中1日でファイナルSがスタートする。「その辺はうまくやっていかないといけない」と試合展開や状況によっては誰かを温存する可能性もあるが、「ファーストSを勝ち上がらないとね、ファイナルSはないので、そういうローテーションになると思いますね」と一戦必勝で臨む構えだ。
ファーストSには間に合わないが、右肩違和感で2軍調整していたサンチェスをファイナルSでリリーフとして起用する可能性も示唆。「本人からも『俺はもう大丈夫だ』と猛アピールしてきた。そういった姿勢というのはわれわれにとって追い風になる」と期待を寄せた宮本コーチ。まずは阪神を撃破するため、惜しみない投手起用で勝利を目指す。