西武ドラ1隅田「ローテ守る」 契約金1億円プラス出来高5000万円で入団合意
西武からドラフト1位指名を受けた西日本工大・隅田知一郎投手(22)が1日、北九州市内のホテルで入団交渉に臨み、合意した。契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円(金額は推定)。「球団からの期待が(契約内容に)表れていると思う。開幕ローテ入りというより、1年間ローテーションを守りたい」と改めて誓った。
即戦力として期待される隅田が理想に掲げているのは「息の長い選手」。西武には来年40歳になる左腕の内海がおり、「配球のことなどいろいろなことを聞きたい」と話した。
グラブには家族全員の名前の漢字を1文字ずつ刺しゅう。家族思いで、西日本工大への進学を控える高校3年生の妹の学費に契約金を充てる。「球団の球史に残る選手になりたい」と意気込んだ。
◆隅田 知一郎(すみだ・ちひろ)1999年8月20日生まれ、22歳。長崎県出身。177センチ、76キロ。左投げ左打ち。投手。波佐見から西日本工大に進学。最速150キロの直球と多彩な変化球を巧みに操る投球術で即戦力となる左腕。10月11日の2021年度ドラフトで4球団競合の末、西武の1位指名を受ける。