東洋大姫路・藤田明彦監督が退任会見 今後は「野球からは引退」家族暮らす東京へ
2022年3月31日付で定年退職により退任することが決まっている東洋大姫路・藤田明彦監督(64)の退任会見が4日、姫路市の同校で行われた。
藤田監督は「98年、松坂世代の記念大会に出てくれたことが、ここまで続けさせてくれた。感謝している。勝ち負けは監督が100%なので、そこに悩み、苦しんだ。野球人生に悔いはないです」と話した。19年間の指導生活を「自身が成長させてもらった19年間かな」と振り返り、甲子園の存在を「野球の神様が降臨するところだと思っている」と口にした。
今後は「野球からは引退しようと思っている」と家族が暮らす東京に帰り、「呼んでいただければ、解説はしようかな」と話した。
藤田監督は東芝府中のコーチ、監督を経て1997年8月に東洋大姫路監督に就任。2003年センバツ4強など春夏計4度甲子園に出場し、06年3月末に勇退した。東洋大職員を歴任し、11年1月17日付で東洋大姫路監督に復帰。11年夏に現ヤクルト・原樹里投手を擁して甲子園に出場し8強入りを果たした。今秋の近畿大会では8強入りし、来春センバツに望みをつなげている。センバツ出場となった場合は、藤田監督が指揮を執る。
後任には履正社の岡田龍生監督が4月から就任することが正式に発表された。「近代野球における攻撃力、打撃力の向上を図り、全国制覇を目指すため学校も全力でバックアップする」と大森茂樹校長。今後は室内練習場などの施設整備も実施し、野球部の強化に力を入れていくことを明かした。
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