新庄剛志監督 日本ハム選手に「キャラ付け」プラン 「タレントできたら強くなる」
日本ハム・新庄剛志監督が5日夜、日本ハムOBで野球評論家・森本稀哲氏のYouTubeチャンネル「ひちょりズム」にゲスト出演し、選手の個性を前面に出す「キャラ付け」プランを明かした。
新庄氏は旧知の森本氏にノリノリで「来年から選手1人1人にキャラを付けたい。ピッチャー、できたら3人。野手で4人、タレントを作りたい」と宣言。上下白のラフなファッションで「勝ちたいとか、ぜんっぜん思わない」とうれしそうにプランを打ち明けた。
森本氏は笑いながら「つーさんらしいよね」と相づち。新庄監督は「自然にタレントができたら強くなれるんです。今、街歩いている人に、日本ハムの選手を知ってますか?と言ったら、知らない。覚えてもらえない」と、人気と実力は相互作用するものだと力説。
さらに「稀哲もそう。(初対面時に)キャンプで、身体能力すごいんだろうなって。これが男前だったらオレは仲良くしない。キャラがよかった。稀哲のキャラ、あっちゃん(稲葉篤紀GM)、小笠原(道大)君、ヒルマン(当時の監督)、ダルビッシュ(有投手)。5人いたら意外と話題になる。オレが打てない日は稀哲が打つ。それで稀哲が取り上げられてさ」と在籍した2004~06年はキャラの立った選手が多く、話題と結果が連動したことを挙げた。
森本氏も「ずっと言ってたよね。自分が打つことで自分を見に来る。稀哲を見に来る、あっちゃんを見に来る。お前らが活躍したらファンが増えるって」と懐かしんだ。すると新庄監督は「だからオレが目立つ。監督一番目立つ!」と改めて宣言。森本氏は「昔の僕みたいに、全然1軍では打てないけど、なぜか知らないけど打てるようになる」と、目立つに従って結果も出せるようになったと相乗効果に期待していた。