華やかな日本ハム・新庄ビッグボス 一方で見せた印象的な“裏の顔”
日本ハムの新庄剛志ビッグボス(49)が8日、就任後初めて沖縄県国頭村で行われている秋季キャンプを視察した。派手な出で立ちで球場入りし周囲をあっと言わせたかと思えば、グラウンドでは独自の練習法を導入し選手の能力を査定するなど“本業”も抜かりなし。早くも“新庄ワールド”全開のキャンプ視察となった。
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モデル並みの肉体、ユーモアセンスに、語句のチョイスも抜群。そんな華やかな新庄ビッグボスの表の顔以上に、その裏で見せる顔も印象的だった。
この日の練習の合間には、選手やスタッフが個別に新指揮官の元にあいさつに訪れるシーンも多かった。その都度、背筋を伸ばし「よろしくね」と笑顔で応じ何度も頭を下げる姿があった。グラウンドの整備係にも、ねぎらいの言葉を忘れず。いずれも会話は短かったが、皆一様にうれしそうな表情でビッグボスの元を後にしていた。
昼ごろに打撃練習が終了し選手が引き揚げたグラウンドでは、昼食そっちのけで首脳陣とのコミュニケーションを優先する場面もあった。一塁側ベンチ前で木田2軍総合兼投手コーチと40分以上も熱心に話し込んだ。
“表の顔”ばかりが注目されがちだが、そんな剛柔併せ持つ新指揮官のかじ取りに今後も注目したい。(日本ハム担当・島田敬将)