巨人敗退で坂本は涙「力の差が出た」引退の亀井を日本Sへ連れて行くことできず
「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト2-2巨人」(12日、神宮球場)
巨人が無念の引き分けで終戦となった。アドバンテージを含めて0勝3敗1分けで敗退が決まった。
打線がふるわず、あと一歩及ばず。試合後、主将・坂本の目には涙が浮かび、引退する亀井に肩をたたかれてファンにあいさつした。坂本は3戦で打率・111と力を発揮できなかった。
打線は3試合で2得点。坂本はCS開幕前のミーティングで「亀さんが最後なので日本シリーズに連れて行けるように。そういう気持ちをもっていきましょう」と鼓舞していたが、思いは実らなかった。
坂本は試合直後、ベンチに座り込み、しばらくぼう然。「完全に力の差が出てしまったと思うし、一年間通して勝ち切れなかった。11ゲーム差を開いていた力の差を感じました」と唇をかんだ。
引退の亀井への思いについては「1試合でも一緒にやりたいなと思ってやっていました。18の時からやってきた人が引退していくのはもちろんさみしい」と落胆。来季に向けて「選手個々がワンランク、ツーランク、ランクアップしないと同じ結果になってしまう。選手全員がそういう気持ちをオフにやるしかない」と語った。