ヤクルト・高津監督 神宮で胴上げ「念願叶いました」選手信じ日本一への挑戦権つかむ
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「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト2-2巨人」(12日、神宮球場)
信じ続けたナインらの晴れやかな表情に、ヤクルトの高津監督は誇らしげに笑った。スワローズを支えた絆と信頼。「神宮で胴上げしてもらいたかった。念願叶(かな)いました」。5度、宙を舞った視線の先に夢にまで見た景色が広がっていた。2勝1分けと無傷でつかんだ日本一への挑戦権だ。
最後まで険しい道のりだった。序盤に先発・原が負傷降板。苦しい船出になったが、「最後はノリ(青木)が全部持って行きましたね」。ナインを信じ抜いた先に、“答え”が待っていた。
秋空の下、選手たちの背中を何度も押した。CSファイナルS初戦の前には「絶対に勝てる、絶対にやれる。大丈夫だから」とミーティングで思いを一つにした。全員で日本一へ。指揮官は「必ず日本一になります」と力強く言い切った。