DeNA・石井琢朗コーチ「浦島太郎状態です」13年ぶり古巣 2軍施設激変に驚き

 三浦監督(左)と肘タッチを交わす石井コーチ(撮影・中田匡峻)
 森(右)からあいさつを受ける石井コーチ(撮影・中田匡峻)
 森(左)に指導する石井コーチ(撮影・中田匡峻)
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 11月13日にDeNAと来季のコーチ契約を結んだ、石井琢朗新コーチ(51)が15日、横須賀市の2軍施設「DOCK」、隣接する横須賀スタジアムで初指導した。

 2008年以来、13年ぶりの古巣復帰となった石井コーチは「浦島太郎状態です」と苦笑い。在籍していた当時と施設などは様変わりし、「竜宮城に行って帰ってきた」と笑顔だった。

 午前の練習ではコーチたちと会話しながら、練習を見守り、内野ノックを受けていた高卒2年目の森敬斗内野手(19)には身振り手振り交えながら指導した。そんな森について「去年出てきたときにいい選手だなと思いながら見てた部分もあった。おそらく期待されてるんでしょうし。ちょっと一言二言言葉を交わしてみました」と話した。

 当時の横浜を退団後、広島で現役生活を終え、その後は広島、ヤクルト、巨人でコーチとして選手育成に尽力した。色んな経験を積んで帰ってきたこともあり、「ここにいるときは井の中の蛙だったな。自分で飛び出したので、“ただいま”という気持ちよりまた新天地で気持ち新たに」と話した。

 三浦監督とは現役時代、投手と野手ではあるがチームを引っ張ってきた。「僕自身野球人として、年齢的にもここが最後になるのかなという思いもある」と話し、「番長(三浦監督)の背中を見て守ってた。彼が投げる時、打線で援護できなかった。今度は何とか背中を押してあげられるように。下からね。胴上げできるように」と強い覚悟を見せた。

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