ヤクルト・塩見、日本SこそMVPだ「チームの得点になれるように」

 日本シリーズに出場するヤクルトとオリックスが15日、ともに全体練習を再開した。神宮で汗を流したヤクルトの塩見泰隆外野手(28)は日本シリーズでMVP獲得を目指すことを宣言した。

 穏やかな秋晴れの下、日本一を目指すチームが動き出した。2勝1分けと無傷で日本シリーズ進出を決めた立役者が塩見だ。「CSは奇跡の活躍だった。自分のプレーを精いっぱいして、(今度は)MVPを取れたらいい」。忘れ物をつかみにいく。

 紙一重で逃した“勲章”だった。CS優勝を決めた直後、村上らに背中を押されながら発表を待った最優秀選手。しかし奥川の名前がコールされると、その場でずっこけ「ツバメ新喜劇」の完成だ。最後は「正直半々かなと思っていたんですけど」と笑いを誘い「本当にすごいに尽きる」と奥川に脱帽した。

 CSファイナルSでは持ち味の積極性で、勝利を呼び込んできた。第1戦では遊飛でタッチアップし先制のホームを踏むと、第2戦は2安打3打点の活躍で勝利を呼び込んだ。

 この日、塩見は最後まで練習に取り組み、走攻守を入念に確認。「いい投手ほど、どんどん仕掛けていかないといけない」とオリックスの好投手相手だからこそ、リードオフマンとして早くもグラウンド上をかき回す覚悟だ。

 「一つでも多く塁に出て、チームの得点になれるように頑張っていきたい」。日本シリーズでも変わらない働きで、チームに勝利をもたらす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス