DeNA・石井琢朗コーチ、昭和と令和融合だ「古き良き時代のものもある」

 DeNAと来季のコーチ契約を結んだ石井琢朗氏(51)が15日、神奈川県横須賀市の球団施設「DOCK」などで行われている、秋季トレーニングを初視察した。

 1998年のV戦士が、6年ぶりに最下位に沈んだチームに“昭和の血”と“令和の血”を注ぎ込む。石井コーチは現役引退後、広島、ヤクルト、巨人でコーチを歴任。他球団を渡り歩き、「井の中の蛙(かわず)だった」と横浜を離れたからこそ、得たものもあった。

 その中で「常にアップデートされる時代になった。でも古き良き時代のものもあると思うので、そのために戻ってきたと思う。うまく融合して、チームの色を出していければ」と力を込める。13年ぶりの古巣復帰に当たり、持てる知識と経験をチームに注入する考えだ。

 全ては優勝のため。石井コーチは「番長(三浦監督)の背中を押せるように。下から突き上げて胴上げできるように」と全身全霊をかけ、古巣に恩返ししていく。

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