松山商 21世紀枠推薦校に選出も大野監督は複雑「賛否分かれるのでは」
来春センバツ21世紀枠愛媛県推薦校に選出された松山商への表彰状授与式が19日、松山市内の同校で行われた。
全国屈指の伝統校ながら、2001年夏の大会を最後に甲子園から遠ざかっている松山商。表彰式に参加した主将の西岡龍樹捕手(2年)は「自分たちは力のあるチームではないが、選んでいただいたことがすごく光栄。少しでもチームが良くなるように、日々精進していきたい」と、気を引き締めた。
大野康哉監督(50)は「全国優勝7度を誇る松山商業にとって、21世紀枠がふさわしいものかどうか、ということが、賛否が分かれるのではないかと、私自身思うところもあります」と前置きした上で「選手にとっては甲子園を少しでも近く感じられる貴重な経験。松山商業復活のきっかけとしたい」と力強く話した。
県高野連関係者は推薦理由として「近年の成績によるところが大きい」と説明。21年は春夏連続4強入りし、新チームとなった今秋も県8強に進出していた。