オリックスの育成・川瀬堅斗投手（１９）が１日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み現状維持の年俸２４０万円で更改した（金額は推定）。

　プロ１年目の今季は２軍で２試合に登板し、防御率６・７５。フェニックスリーグでは３試合に先発し、合計１３回で１失点と安定した投球を見せた。

　見据えるのは１軍での活躍。「球種を１つ２つ増やしたい」とツーシーム、フォークの習得に力を入れることを明かした。変化球の達人は身近にたくさんいる。チームには、絶対エースの山本由伸投手（２３）。大分商の先輩には広島・森下暢仁投手（２４）、ソフトバンク・笠谷俊介投手（２４）。「由伸さんなどいるので聞けるときに聞いて、高校の先輩である森下さんや笠谷さんにも聞いて勉強したい」と先輩のアドバイスを積極的に取り入れ、成長していく。

　オフの間には「兄ちゃんと一緒にしたい」とソフトバンクの兄・晃（２４）との自主トレも行う予定。「２軍でローテーションに入って支配下を目指して頑張りたい」。１軍デビューを果たすため、着々と牙を研いでいく。