早大・小宮山監督が恩師・石井連蔵氏の記念碑に感慨 除幕式に出席
昨年1月に野球殿堂入りした早大元監督の故・石井連蔵氏の記念碑除幕式が4日、水戸市内の母校である水戸一高校で開かれた。教え子である早大・小宮山悟監督らが出席。石碑には生前の笑顔が彫られており、「ビックリするぐらい、にこやかな表情だった」と懐かしんだ。
“伝説”として語り継がれる1960年の「早慶6連戦」を指揮官として戦い、小宮山監督にとっても大学時代に薫陶を受けた恩師だ。「行動の指針となるようなことを学生時代にいろいろと教わっていますので。石井さんだったらどうするかなというのは常に問いかけて、自分の決断に納得するように仕向けてはいます」と、同じ立場となった現在も影響を受けている。
今季の東京六大学リーグ戦では開幕連敗から盛り返して宿敵・慶大と優勝争いを繰り広げたが、あと一歩で頂点を逃した。「おそらく今、横で石井さんは『練習をしないで何こんなところへ来てるんだ』っていまちょっとお叱りを受けている感じがしております」。練習の合間を縫って駆けつけ、すぐにグラウンドへ戻っていった。