ヤクルト塩見“あの後逸”直後の記憶なし 青木が証言「すごかったですよ。顔が」
ヤクルトのファン感謝デーが5日、神宮球場で開催され、塩見泰隆外野手が、今季、大きなミスをしてしまった“あのシーン”を振り返った。
選手が今季の「神宮名場面」を振り返るコーナーで、今季日米2500本安打を達成した青木のすごさ、素晴らしさについて話題を振られた塩見が、自ら「後逸した時に、素早いカバーリングしてくれたところです」と切り出し、笑いを誘った。
優勝を争うシーズン終盤の10月21日、神宮での広島戦で、宇草のセンター前の安打を処理しようとした塩見は、まさかの後逸。走者2人に加え、打者まで生還してしまい同点に。この後、相手打線がつながり、この試合を落とす要因になってしまった。
青木は「あの時、すごかったですよ。(塩見の)顔が。自分も野球やってて、こんなにドキドキしたの初めてですね。それぐらい、人のプレーでこんなに気持ちがドキドキしたの初めてで」と大変な状態になっていたと振り返った。
その時に慰めにいったというが、数日後に「ちゃんと耳にはいってた?」と塩見に確認しにいったところ、答えは「全然聞いていませんでした」。あらためて塩見も「あの試合、もうほぼ、あの後から、覚えてないですね。何が起きたのか」としみじみと語っていた。