ヤクルト・高津監督が正力松太郎賞 特別賞に侍・稲葉監督と大谷
プロ野球界の発展に貢献した監督、選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内で行われ、2年連続最下位のチームを20年ぶりの日本一へと導いたヤクルト・高津臣吾監督(53)が選出された。
また、特別賞には8月の東京五輪で野球日本代表「侍ジャパン」を率い、公式種目となって以降では初の金メダル獲得に稲葉篤紀監督(49)、そして投打“二刀流”での活躍で満票によるMVPに輝いた米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)が選出された。
特別賞が選ばれたのは04年のイチロー(マリナーズ)、13年の田中将大(楽天)以来3度目。特別賞で複数人が選ばれるのは史上初となる。
選考委員で議長を務めた王貞治氏は今回の選考を「話題豊富だった2021年で、いろいろと意見が出て盛り上がった」と振り返り、「高津監督も(オリックス)中嶋監督の話も出たが、勝負の世界なので最終的には日本一になった高津監督ではないかと話はまとまった」と全会一致での選出となった。
正力賞の表彰者には金メダルと賞金500万円、特別賞の表彰者には金メダルと賞金300万円が贈られる。