日本ハム 前ツインズ・ガントと契約合意 メジャー通算24勝右腕
日本ハムが前ツインズのジョン・ガント投手(29)と契約合意に達したことが7日、分かった。今オフの新外国人選手補強としてはヌニエス、ポンセに続く3人目。メジャー通算24勝を誇る右腕が、新庄ビッグボスを力強く支えていく。
ガントの最大の武器は身長193センチから投げ下ろす角度のある最速152キロ直球に、平均140キロ台後半の高速シンカー。動く速球とチェンジアップのコンビネーションで打者を翻ろうし、カットボールやカーブ、スライダーなど多彩に操る。
実績も申し分ない。カージナルス時代の18年には先発と中継ぎを兼任し7勝をマーク。19年はリリーフで64試合に登板し、11勝1敗3セーブ、防御率3・66と、先発と中継ぎ両面で活躍した。今季もカージナルスで25試合(先発14試合)で、4勝6敗、防御率3・42。7月にトレードで前田が所属するツインズへ移籍し、14試合(先発7試合)で1勝5敗、防御率5・61とバリバリの大リーガーだ。
日本ハムの助っ人投手では、今季在籍したアーリンが退団し、2年にわたり先発ローテの一角を務めたバーヘイゲンとは残留交渉中。球団は今オフ、近年では類を見ない大型補強に動いており、来季の巻き返しに向けた本気度が伝わってくる。