楽天・辰己 1300万増の3300万円 課題は打撃「そろそろ成長したい」
楽天の辰己涼介外野手が8日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万増の来季年俸3300万円でサインした。(金額は推定)
今季はキャリアハイとなる130試合に出場して、10本塁打、32打点、打率・225の成績を残した。
開幕戦では先頭打者本塁打を放つなど、印象的な活躍を見せた一方で、後半戦にかけては打撃面で精彩を欠いてスタメン落ちが続き「毎年足を引っ張っているなと感じました。打撃面で毎年同じ成績をたたき出しているので、そろそろ成長したい」と唇をかみしめた。
外野手としては球団史上初のゴールデン・グラブ賞を獲得したものの「守備でしか貢献できなかったので」と反省。「守りでは点は入らないので、そろそろ打撃の方でもチームを勝たせられるような、チームを勝利に導けるようにやっていきたいと思います」と打撃面向上への思いを繰り返した。
現在は11月に右肘関節クリーニング手術を受けてリハビリ中。「キャンプはマックスでフルスロットルでいけると思います」と明るい見通しを示した。