ホンダ熊本が劇的サヨナラ弾で19年ぶり決勝進出!ルーキー古寺「まじ、ヤバいです」
「都市対抗野球・準決勝、ホンダ熊本2-1セガサミー」(8日、東京ドーム)
ホンダ熊本がセガサミーとの激戦を制し、準優勝した2002年以来19年ぶりに決勝進出を決めた。
劇的な幕切れだった。先発した片山雄貴投手が、八回まで6安打されながらも無失点に封じる好投を披露。1-0の九回もマウンドに上がり2死まで抑えたが、7番・中川にソロを浴びて土壇場で同点とされた。
だが、その裏にルーキーで4番を任されている古寺宏輝内野手(23)が、バックスクリーンに人生初の劇的サヨナラ本塁打を放ってゲームセット。仲間から手荒い祝福を受け「まじ、ヤバいです!片山さんがいいピッチングをしてくれていたので、最後自分の一発で決めてやろうと思って打席に入った。打った瞬間、行ったー!と思いました」と笑顔がはじけた。
古寺は、大阪桐蔭から関東学院大に進学し、今年ホンダ熊本に入団。今大会は準々決勝でも3番・稲垣と2者連発を放つなどして勝利に貢献してきた。渡辺監督は「本当にいい仕事をやってくれる。勝負強いバッターですし、選球眼がいいので打てなくても次につなげることができる。そういった細かいところも含めて彼を4番に据えています」と絶大な信頼を寄せた。
はつらつとした働きを見せるルーキーと、安定感あるベテラン全員の力を一つに悲願の頂点まで駆け上がる。