東京ガスが初の決勝進出 ライバルNTT東日本下す 優勝へ「あす東京のプライドを示す」
「都市対抗野球・準決勝、東京ガス9-3NTT東日本」(8日、東京ドーム)
東京ガスがNTT東日本との東京都対決を制し、初の決勝進出を決めた。
終始、主導権を譲らなかった。初回に3番・小野田の適時二塁打などでいきなり3点を先制すると、五回には相手投手の四死球からチャンスを広げ、2死満塁から1番・石川裕也の走者一掃の適時二塁打などで一挙4点を追加。八回にも1点を追加し、最後まで攻撃の手を緩めなかった。
投手陣も必死の継投リレーで守り切った。先発の高橋が連打で2点を失ったところで宮谷にスイッチすると、3回1/3を無失点に抑える好救援を披露。その後は寺沢、臼井とつないだ。
初の決勝に導いた山口監督は「本当にうれしいですし、日本一を目指してここまでやってきたので明日のことで頭がいっぱいです」と率直な気持ちを吐露した。
9日の決勝はホンダ熊本との対戦。試合後には、NTT東日本・飯塚監督から「ここがチャンス。絶対に日本一になれ」と声を掛けられ「絶対取ります」というやりとりもあったという。「(同じ東京の)NTT東日本とはしのぎを削ってやってきた仲。勝ったことで、明日必ず東京のプライドを示さないといけないなと思っています」と気を引き締めた。