東京ガス初V 山口監督「粘って粘って勝てた」創部94年目で初戴冠

 「都市対抗野球・決勝、東京ガス6-5ホンダ熊本」(9日、東京ドーム)

 決勝が行われ、東京ガス(東京都)がHonda熊本(大津町)を下して初優勝を飾った。初回に3点を先制すると、六回は笹川晃平内野手(27)のソロなどで着実に加点。最終回に1点差まで詰め寄られながら、先発を志願した臼井浩投手(27)ら3投手の継投で振り切った。

 1927年創部の名門が黒獅子旗を手にした。東京ガス・山口太輔監督(44)は「本当にうれしい。皆さんが喜んでくれている光景を見るためにやってきたんだな、と。(創部)94年目にして達成できた」と喜びがあふれた。

 苦難を乗り越えて、つかんだ栄光だ。2019、20年は都市対抗2年連続予選敗退。きっかけをつかむべく、12、13年に大会連覇したENEOS・大久保監督や慶大・堀井監督らのもとへ自ら勉強に回った。

 「日本一になるには非情にならないと」-。自身の采配も変化した。この日は疲れが見えたエース・臼井を7回84球でスイッチ。「粘って粘って勝てた勝利」。伝統チームに、ようやくタイトルが舞い込んだ。

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