イチロー氏「きれい」な打球で高松商に打撃指導 監督オファーに応えて夢の時間実現
3枚
米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(48)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が12日、高松市のレクザムスタジアムで高松商を指導。今夏の甲子園3回戦で智弁和歌山に敗戦した後、「ウチにも来てほしい」という長尾健司監督(51)の一言がきっかけで夢の時間が実現した。
2日目となったこの日は、主に打撃を指導。恒例となったフリー打撃の実演では「全力で振って、バテてからも形を崩さず振るのが大事」とアドバイスをしつつ、逆風の中で4本の柵越えを披露。選手らは「えぐい」「(打球の軌道が)きれい」と大興奮だった。
約4時間の練習後は「この時間をたまに思い出して」と自身の黒バットをプレゼント。「みんなのこと見てますから。すごいいい雰囲気で高松商業応援したくなっちゃいました」と称賛し、「また来るかも」と再訪も示唆した。
2021年は国学院久我山、千葉明徳、高松商の3校を訪問。この日で年内の指導を終えた。