DeNA・牧 新人王ならず「悔しい」栗林に次ぐ2位「いつかは打点王」
「NPBアワーズ2021」(15日、都内)
DeNAから、セ・リーグから新人特別賞として牧秀悟内野手(23)が選出された。新人王は広島の栗林が201票で受賞。牧は76票で2位だった。
常々口にしてきた「新人王を狙いたい」。その言葉通りの活躍を見せてきたが、新人王には届かなかった。オンラインで取材に応じた牧は「本当に1年目しか取れない新人王というところを目指した1年間ではあったので、悔しい部分もあるんですけど、特別賞という素晴らしい賞を頂いたので、そこはすごいうれしく思っています」と話した。
史上最多となる5人が新人特別賞に選ばれ、ヤクルト・奥川、阪神の佐藤輝、中野、伊藤将と壇上でそろい踏み。佐藤と伊藤からはすごいと思った選手に名を挙げられた牧。そんな牧は佐藤の名を挙げ、「すごい選びづらいんですけど、輝明(佐藤)。すごいホームランを打つんで自分には足りないなと。前半いつでも打つのでチェックしていました」とライバルへの思いも口にした。
打率・314(セリーグ3位)、22本塁打(同9位)、71打点(同13位)の成績を残した牧。新人史上初となるサイクル安打や、史上4人目の新人で3割20本も達成。壇上では「来年はこの数字より少しでもいい成績を残したいですし、賞を取ってここの舞台にまた帰ってこれるように頑張って行きたいと思います」と誓った。具体的には「いつかは打点王を取って帰ってきたい」と勝利に貢献する覚悟だ。