セパ最優秀選手はヤクルト・村上、オリックス・山本が初受賞 ともに断トツ文句なし

最優秀選手賞を受賞した(左から)オリックス・山本由伸、ヤクルト・村上宗隆(代表撮影)
表彰された(左から)最優秀新人賞のオリックス・宮城、最優秀選手賞のオリックス・山本、最優秀選手賞のヤクルト・村上、最優秀新人賞の広島・栗林(代表撮影)
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 「NPBアワーズ2021」(15日、都内)

 最優秀選手(MVP)にセ・リーグはヤクルトの村上宗隆内野手(21)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(23)がそれぞれ選出された。

 今季は日本一の4番となった、飛躍の一年だった。2年連続で全試合4番として出場するなど、打率・278、39本塁打、112打点で、本塁打と打点は自己最多を更新。6年ぶりのリーグ優勝&20年ぶりの日本一へ、チームを押し上げた。

 勲章が“勢揃い”した。打撃主要3タイトルの一つである本塁打王を獲得すると、三塁手としては初めてとなるベストナインを受賞。そしてこの日は、2位に1000点以上を離す1472点の圧勝で、MVPに輝いた。

 100本塁打では清原和博氏超えを果たし、MVPでは96年の松井秀喜氏を超える最年少受賞。数々の最年少記録を打ち立てる若き主砲だが、「まだまだ進化するところばかりだし、もっとできると自分のことを信じている。高みを目指して頑張りたい」と、壇上でさらなる成長を誓った。

 山本も初受賞。エースとして26試合に登板して18勝5敗、防御率1・39と圧巻の成績を残した。抜群の安定感でシーズンでは15連勝締め。チームをけん引し、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

 オリックス球団からの選出は、14年の金子以来、7年ぶり10人目15度目。

 投票では村上は1472点を獲得し、2位のヤクルト・山田の348点を大きく引き離した。オリックス・山本も1419点で2位の同僚・杉本は460点。ともに断トツ、文句なしの受賞だった。

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