藤川球児氏が新人王を独自選出 セの“投手部門”はヤクルト・奥川 栗林との差も説明
元阪神投手で野球評論家・藤川球児氏が15日、自身のYouTubeチャンネル「藤川球児の真向勝負」に新規投稿。「藤川が独自に選んだ!」のタイトルで新人王&MVPを独自表彰した。
この日、セは広島・栗林、オリックス・宮城が受賞。藤川氏は10分の動画で新人王を投手と野手で分けて選出し、それぞれ評価の理由を述べている。
セの野手部門についてはDeNA・牧を挙げ、「話題性は(阪神)佐藤選手。ですが、終わった成績は牧秀悟選手」と称賛。佐藤輝については「阪神だったからシーズン終盤から苦しみました。これはたらればではなく、現場にいたから分かる。選手たちの大変さ」と、フォローした。
セの投手部門については広島・栗林ではなく、ヤクルト・奥川を選出。高卒2年目、20歳という若さに触れ「コンディション等を考え、中10日を守りながら、先発で9勝。防御率3・26、優勝に貢献した。非常に大事なところで働いた」と高く評価した。
広島・栗林についても高く評価する一方で「最後、同点で投げていなかった。(チームが)無理をさせなかった。チームが下位だったので本来、出るべきところで出ていなかった」と指摘し、阪神・伊藤将とともに次点の評価だった。
パの投手はオリックス・宮城。ここでも「キーポイントは年齢」として、「私も同じ高卒。高卒2年目からこれだけのことをするのがどれだけ大変か。これを見抜いてドラフト1位で指名したオリックスがよく使った。大車輪の活躍で準MVPと言っていい」と絶賛した。
パの野手は「一択ですね」と言い切り、オリックス・紅林を挙げた。「ショートのレギュラーで定着し、10本塁打。試合出場数も多い。大きくチームに貢献した」とうなずいた。
藤川氏は10分の動画でMVPにも言及し、ヤクルト・村上、オリックス・山本の名前を挙げた。このふたりは実際に獲得した通りの結果となった。