巨人・戸郷1400万増の4000万円でサイン 後半戦失速一因に「体の回復が遅れる」
巨人・戸郷翔征投手(21)が16日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1400万増の年俸4000万円でサイン。先発投手として貯金を一つしか作れなかったこと、昨季2点台だった防御率が悪化したことに悔しさをにじませた。(金額は推定)
今季は26試合に登板し、9勝8敗、防御率4・27の成績。昨季は9勝6敗、防御率2・76で、2年続けてあと一歩のところで2桁勝利を逃した。「9勝8敗で貯金1で終わったのと防御率が悪かった。そこを改善してチームを優勝させられるように」。前半戦だけで8勝をマークしながら、後半戦は1勝と失速した。
後半戦不振の理由として「一番は体の回復が遅れるというのがあった」と、9月から始まった中5日ローテに対応できなかったことが一つ挙げられる。来季も中5日ローテになった場合を想定し「今年1、2か月そういう状況で投げましたけど、それをもとにいろんなことを試しながらやっていけたら」と右腕。経験を生かし、投手としてさらなるレベルアップを図る。