楽天の38歳新球団社長・米田陽介氏「夢と感動をお届けしたい」前職は楽天モバイル
来年から楽天野球団の社長に就任することが決まっている米田陽介氏(38)が16日、仙台市の楽天生命パーク内で就任会見に臨んだ。
38歳の青年社長。今年いっぱいで勇退する立花現社長と会見に臨み「野球、そしてボールパークを通じて夢と感動をお届けしたいと思っています。東北を熱くしたいと心から思っています」と意気込んだ。
米田氏は2007年に楽天株式会社に入社。19年に楽天株式会社、楽天モバイル株式会社の執行役員となり、直近では楽天モバイルの基地局整備などに尽力を注いできた。「これまで楽天モバイルというところにおりまして、業界に対して大きなチャレンジをしてきた。まずはチャレンジングな姿勢を大事にしていきたい。これから様々なことに直面すると思うが、失敗を恐れずにチームとビジネスというところのバランスを大事にしながらやっていきたい」と異業種で培ってきた経験をプロ野球球団の経営でも生かす構えだ。
今後の夢や目標については「まず目標としては経験したことのある優勝、もう一度優勝すること。夢はまだ経験したことのない連覇。もっと大きな夢としては、ワールドシリーズのチャンピオンと対戦して、世界一を決定する試合をしたい。東北楽天イーグルスを世界一の球団にしたい」と壮大なプランを掲げた。約10年間、社長を務めてきた立花現社長からバトンを受け継ぎ、東北にもう一度歓喜をもたらす。