DeNA・牧 新人野手最高額7000万でサイン 想像以上の大幅昇給に「うおっ」

 DeNA・牧秀悟内野手(23)が16日、横浜スタジアム内で契約更改交渉に臨み、今季年俸1300万円から5700万増となる7000万円でサインした。NPBの新人野手では19年・近本の4500万円を超える、史上最高額。投手を含めても松坂&菅野に並ぶ大幅昇給に、本人は驚きを隠せなかった。(金額は推定)

 両サイドを刈り上げ、鮮やかな水色のネクタイを身につけた牧の表情はいつもと違った。「本当にびっくりしたのが一番。5000万円もらえたら…。いや、想像以上でした。(金額を見て)『うおっ』っていう感じ」。うれしさよりも、驚きの方が勝っていた。

 想像をはるかに超える大幅昇給。1300万円から、438%アップの年俸7000万円でサイン。NPBの新人野手では19年・近本(阪神)を大幅に超える、プロ野球史上最高額。投手を含んでも、和田(当時・ダイエー)の8000万円に次ぎ、松坂(西武)と菅野(巨人)と歴代2位タイで肩を並べた。

 それでも欲を見せないのが、牧の良さかもしれない。使い道を聞かれると、「家族が一番応援してくれたので、年末実家に帰った時にご飯だったり連れて行ければと思います」。優しい口調で、シーズン中も頻繁に連絡を取っていた家族へ恩返しする考えだ。

 今季は打率・314、22本塁打、71打点を記録。新人らしからぬ、堂々としたプレーの裏には「じいちゃんを喜ばせたい一心で」と祖父への思いもあった。幼少期から練習を手伝ってもらい、プロになってからも球場に足を運んでくれたそうで「顔を合わせた時は手を振っていました」と明かす。

 ただ来季、牧が欲しているのはチームの勝利。「チームが勝つために、成績を残せるようにやっているので。値段よりも。来季は日本一、リーグ優勝を」。どんな状況でもチームを鼓舞し続けたルーキーイヤー。来年は中心にそびえ立つ牧の姿があるはずだ。

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