ヤクルト・奥川 開幕投手狙う!感謝の2000万増 三度の“開幕投手”任され気合十分
ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が17日、契約更改交渉に臨み、2000万増の3600万円でサイン。「来季の開幕に合わせて、今練習をしているので。そこはもちろん目指したい場所ではあります」。今季9勝4敗で防御率3・26の成績に加え、三度の“開幕投手”の経験を力に、狙うは来季の開幕投手だ。(金額は推定)
大一番のマウンドを任される度に、気持ちは大きくなった。後半戦、CSファイナルS、日本シリーズ…。いずれも初戦を任され「うれしくて、強い喜びを感じた」と意気に感じた。だからこそ、照準を合わせるのは来年3月25日の阪神戦(京セラ)でもある。
「シーズンが始まって、一番最初にマウンドに上がる投手。先発投手がみんなそこを目指して頑張っていると思いますし、自分もその一人として、そこの舞台に立てるように頑張りたい」
「質」と「量」を求めていく。今季は中10日と間隔を空けながら1軍を完走。CSファイナルSではプロ入り初の完封勝利を挙げ、日本シリーズでは堂々とオリックス・山本と投げ合った。目標の数字を問われると、迷うことなく「規定投球回」を掲げ、「来季に向けて不安もあるけど、それができたときに、どういう自分になっているのか、楽しみでもある」と右腕。さらなる飛躍を誓い、プロ3年目へ。投手陣の「柱」を目指す。