イチロー氏が魂の17K完封、足つるも続投 女子高校野球選抜に147球、最速135キロ
「女子高校野球選抜強化プログラム・エキシビションマッチ、KOBE CHIBEN1-0女子高校野球選抜」(18日、ほっともっとフィールド神戸)
米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(48)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が所属する「KOBE CHIBEN」が18日、女子高校野球選抜チームとエキシビションマッチで対戦。イチロー氏は「9番・投手」で先発し、4安打無失点、17奪三振で9回完封。最速135キロをマークするなど、147球の全力投球で強化試合に応えた。
1球目からいきなり134キロを投じると、初回は全球真っすぐで3者三振斬り。二回は先頭の4番・神野百花に、134キロ直球が左肩を直撃し、帽子を取って深々とお辞儀する場面もあった。神野は2打席目も死球を受けたが、レジェンドの真剣勝負に笑顔でプレーを続けた。
同氏は四回、六回、七回、八回では得点圏にランナーを背負ったが、要所で三振を奪うなどして得点は許さず。八回には疲労から2人目の打者の際に右足をつったが、九回もマウンドに上がり最後まで投げ切った。
女子チームも大健闘した。大人気TikToker「まつりの」こと松本理乃は5番手で登板し、イチロー氏と対戦。カウント1-2と追い込んでから、二ゴロに打ち取った。さらに、七回1死一、二塁のピンチでは、7番手・山口優生菜がイチロー氏を3-6-1に抑え、無失点で切り抜けた。
試合は1-0でKOBE CHIBENが勝利した。