イチロー氏を抑えた女子高生は歓喜「よっしゃー!」完封負けも奮闘

5回、イチロー氏(手前)を内野ゴロに打ち取った松本里乃(撮影・吉澤敬太)
5回、松本里乃の前に二ゴロに倒れるイチロー氏=ほっともっとフィールド神戸(撮影・吉澤敬太)
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 「女子高校野球選抜強化プログラム・エキシビションマッチ、KOBE CHIBEN1-0女子高校野球選抜」(18日、ほっともっとフィールド神戸)

 米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(48)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が所属する「KOBE CHIBEN」が、女子高校野球選抜チームとエキシビションマッチで対戦した。

 「9番・投手」で先発したイチロー氏は、女子高生相手でも真剣勝負。最速135キロを計測するなど147球の熱投で4安打完封、17三振を奪った。

 一方で、女子高生チームも奮闘。イチロー氏を3打数無安打に封じ込んだ。大人気TikToker「まつりの」こと松本理乃(高知中央)は5番手で登板し、イチロー氏と対戦。カウント1-2と追い込んでから、二ゴロに打ち取った。松本は112キロの直球で抑え「打席での雰囲気があって、こっちの緊張も増した。打ち取った時はよっしゃー!でした」と歓喜。イチロー氏の直球については「ストレートが速すぎて止まって見えた」と振り返りながら、「この経験をバネに、これからの辛い事も乗り越えていけたら」と、満面の笑みを浮かべた。

 新設された巨人女子チームへの入団が決まっている吉安清(至学館)は、ツーシームで投ゴロに打ち取った。「どこに投げても打たれそうなオーラを感じた。嬉しかったし自分の自信につながった」と、感慨に浸っていた。

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