「女子高校野球選抜強化プログラム・エキシビションマッチ、ＫＯＢＥ　ＣＨＩＢＥＮ１－０女子高校野球選抜」（１８日、ほっともっとフィールド神戸）

　先発し、女子高校野球選抜チームを相手に本気の投球を貫いて１７奪三振で完封したイチロー氏がコメントを寄せた。試合そのものを「アスリートとしても有意義な時間だった」と振り返りつつ、足をつりながらも投げ抜き、スタンドからも拍手があったことに「なんかね…泣くわ」と胸に響くものがあったとコメントした。

－足をつったのは。

　「初めてですよ（笑）。寒さが大きかったかな。力の入り方も普段とは違ったので」

－１４７球はトレーニングの賜物？

　「まあでも、賜物ではない感じでちゃったから（笑）。何とか最後まで投げられてよかった。自分の限界も見えたのでアスリートとしても有意義な時間だった」

－スタンドから拍手も。

　「久しぶりにこんな気持ちになった。なんかね…泣くわ。参っちゃったね。こんなのいつ以来かな？本当にＷＢＣ以来じゃない？（笑）それくらい負けられない緊張感を感じました」

－女子のパワー。

　「いや～、女の子の熱は男に全然負けてないね。たぶんここにいる子たちはきっと男子よりそういう思いも強い子が多いだろうからね」