ソフトバンク 古谷優人が窃盗で自由契約 同僚が被害訴え、球団が警察に相談で判明
ソフトバンクは24日、古谷優人投手の来季選手契約を締結せず保留権を放棄し、自由契約にすると発表した。シーズン中に所属選手ひとりからロッカー内での私物盗難被害の申し出があり、警察に相談して調査した結果、古谷が私物を窃取していたことが判明したという。
球団は本人を聴取したところ事実関係を認めたため、「選手契約を締結し難い重要な事案である」として、来季契約しないことを通達した。
球団はファンや関係者に謝罪したうえで、見回りなど施設防犯の強化、ロッカー内金庫の活用など再犯防止に努めるとした。
古谷は16年度ドラフト2位で北海道・江陵高から加入した左腕投手。160キロ超の速球派として期待され、今季は13試合に登板し、プロ初勝利を挙げたばかりだった。
オンラインで会見した三笠GMは「ファンの皆様、球界関係者、深くお詫びするとともに再犯防止へ防犯対策の強化をしたい」と謝罪。盗難されたものは返品され、古谷は「申し訳ないことをした」と謝罪しているという。現状、球団、被害を受けた選手ともに被害届を出す意向はないことも明かした。