ソフトバンク・古谷は「大変申し訳ない」と謝罪 160キロ左腕、窃盗で自由契約
ソフトバンクは24日、古谷優人投手(22)の来季選手契約を締結せず保留権を放棄し、自由契約にすると発表した。三笠杉彦GMがオンラインで会見し、経緯を説明。同僚の高価な私物を窃盗したことから、「契約を締結しがたいということで今回の処置としました」と語った。
三笠GMによると、シーズン中に所属選手ひとりから高価な私物盗難の申し出があったことから、警察に相談して調査。古谷が私物を窃取していたことが判明したという。古谷は事実関係を認め、「大変申し訳ないことをした」と謝罪したうえで、返品したという。球団、被害にあった選手ともに被害届を出す意向はないという。
ソフトバンクでは今年、ペイペイドームのロッカー内から選手用具を盗んだ清掃員が逮捕されたばかり。今回の件とは違うものの、三笠GMは「ファンの皆様、球界関係者に、深くお詫びするとともに再犯防止へ防犯対策の強化をしたい」と語り、見回りやロッカー内金庫の活用などで対策するという。
古谷は16年度ドラフト2位で入団し、160キロ超の直球を投げ込む左腕。今季は13登板で防御率2・03。プロ初勝利も挙げ、来季はさらなる飛躍を期待されていた矢先の不祥事となった。