谷繁元信氏が考える中日の課題「これは俺がいた時から」立浪新監督への期待も言及
元中日監督の谷繁元信氏が、27日までに投稿されたYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」に登場。中日・立浪新監督への期待感を語った。
9分21秒の動画で立浪監督の素顔や、今だから話せる現役時代の秘話を明かした谷繁氏。1学年上の先輩が監督となり、「やっと。正直、遅いと思う。OBとして早く立浪さんがなってくれた方がドラゴンズ的にも落ち着くと思っていたので、やっと来たなという感じ」と期待感をにじませた。
11年以来、優勝から遠ざかり、今季も5位に低迷した。谷繁氏はチームの課題にも言及し、「ピッチャー陣が頑張ってたのは数字的にはあるけれど、あれはナゴヤドームが主。他球場、ビジターでの中日先発陣の防御率はあまり良くない」と指摘。今季のチーム防御率はナゴヤドームで2・52だった一方で、ビジターでは4・75と跳ね上がっており、「これは俺がいた時から課題だった。ナゴヤドームって投げやすいでしょ。球場が広いし、思い切って投げられる。ビジターでのピッチングが改善されていない」と語った。
また、得点力不足に悩む攻撃陣についても「得点が去年からさらにレベルアップするだろうと思った選手が軒並み下がった。周平しかり阿部もそう、京田もそう」と振り返り、「これには理由があると思うので、立浪さんが中に入って整備していくと思います」とうなずいた。
高橋氏は「監督の色で一気に変わることもある。立浪さんらしい野球を僕も見てみたいし、ファンの方もそう思っていると思う」と語っていた。