原監督 40人超の巨人育成選手に「弱肉強食の世界」競争促し「枠を空けて挑む」
巨人・原辰徳監督(63)が30日、チーム力アップに向け、育成選手勢に、はい上がってくるようゲキを飛ばした。
40人を超える育成選手を現時点で抱える。大所帯を束ねる原監督は「頑張った力がある人たちは、東京ドームでジャイアンツファンの前で暴れるチャンスがある」と話し、「根底にあるプロの厳しさというのは弱肉強食の世界」と競争を促した。
その中で「希望なり、目標がないといけないと思いますね」と選手のモチベーションにも配慮。「現状7~8、最後は6。最低でもその枠を空けて戦いに挑む」と育成選手が支配下を争う枠を設ける考えを示した。
来季は新加入選手や田中豊、香月といった1軍経験者も3桁の背番号で再スタートを切る。「チームの競争が激しくなることがチーム力を上げるということですね」と指揮官。「個人の成績、成長も促すことができる」と生き残りをかけた熱いバトルを期待している。