DeNA・山崎 直球磨いて守護神奪回だ「バットに当てることも難しいような球を」
DeNA・山崎康晃投手(29)が6日、神奈川県厚木市内で自主トレを公開。守護神奪還へ、直球の質をレベルアップしていくことを誓った。
ひんやりとした風が次第に雪へと変わっていく。それでも、寒さに負けない、はつらつとした笑顔がそこにはあった。求める球は圧倒する直球だ。「やっぱり打者から打ちづらかったり、バットに当てることも難しいようなボールを投げていきたい」。近年は直球をはじき返される場面もあった。「外角低めの右バッターが一番遠くに感じる部分」。自身の原点と定めるコースに、究極の球を投げ込めるよう精進する。
プロ入り後は毎年恒例となっている、山登りからスタート。三嶋や伊勢ら守護神を争うライバルたちとしのぎを削り、最後の坂道ダッシュでは、懸命に腕を振り爆走した。
厳しい戦いを前に、年末は家族と過ごしてリフレッシュ。自主トレも仲間とケガなく最高のスタートを切ることができた。「もっともっと上の質を求めてやっていきたい」。2022年の山崎は、高い志を持って成長していく。