巨人の小林誠司捕手（３２）が８日、大阪府貝塚市にある日本生命野球部グラウンドで行っている自主トレを公開。「やっぱり打たないといけない」と打力向上に目指し、猛練習を励んでいる。

　今オフの自主トレでは練習時間が約９時間に及ぶこともあるという。この日も午前中はフィジカルトレーニングやランニングなどで体をいじめ抜き、午後からはキャッチボールやロングティーなどの練習に明け暮れ「やっぱり僕とかは何かをしないと、何も生まれないと思う。やるしかない。とにかく体を動かして、ヒントでもコツでも、良い感じで終われたら」と覚悟をにじませた。

　特に打撃面で試行錯誤を重ねており、「全てを変えていかないといけないと思っている。一から変えていかないといけない」と力を込める。スイングから、打席での心構えまで、さまざま面を見つめ直している真っただ中だ。

　チーム最年長捕手として迎える今季。キャンプでは大城、岸田らとの定位置争いも控えている。「レギュラーとかではない」と自身の立ち位置を冷静に見定めた小林は「そんなにチャンスは多くない。出たところでしっかりと結果を出せるようにやっていきたい」と意気込んだ。